年末に近づくと、CMなどでよく耳にする「ふるさと納税」という制度。SMG菅原経営の代表取締役で税理士の菅原由一氏はこのほど、有職の男女1000人（20歳以上70歳未満）を対象に「ふるさと納税」に関するアンケートを実施。言葉自体は浸透したが、半数以上は「ふるさと納税」を利用したことがないことが明らかになった。
同調査では、53.2%が「利用したことがない」と回答。「毎年利用している」は2割超（24.2%）だったものの、「時々利用している」（6.0%）、「今までに利用したことがある」（6.5%）はそれぞれ1割にも満たず、過去にふるさと納税を1回以上利用したことがある人は4割に届かなかった。また「ふるさと納税制度を知らない」という人も10.1%いた。
「ふるさと納税」を利用したことがない532人に、その理由を聞くと「手続きが面倒」（29.7%）が最多。僅差で「制度がよく分からない」（29.0%）が続いた。以下「収入が少なくてできない」（24.8%）、「メリットを感じない」（18.8%）、「興味・関心がない」（18.4%）、「やり方が分からない」（13.5%）、「どのサイトを使ったら良いか分からない」（10.5%）などの理由が挙げられた。（SMG菅原経営株式会社調べ）
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