マッチングアプリに潜む「身バレ」の危険 30歳未満の約3割が不安意識→「マチハラ」制定で抑止力期待

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
※画像はイメージです(tiquitaca/stock.adobe.com)
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 AI恋活婚活アプリ「バチェラーデート」を運営するバチェラーデート社はこのほど、マッチングアプリを経験したことがない全国の18~39歳男女662人に対し「マッチングアプリ利用に対する不安」についてのアンケートを実施した。

 調査によると、70.5%がマッチングアプリの利用に対して不安を抱えていることが明らかに。不安要素の詳細を聞くと、最多は「勧誘や詐欺がありそう」(44.6%)、次いで「個人情報の登録が不安」(36.4%)、「既婚者など不適切な人が利用していそう」(30.2%)と続いた。

 さらに、30歳未満(18~29歳)の男女に注目すると「知人や職場の人にバレる」が29.1%という結果に。30歳以上の男女では18.9%で、約10%の差があり、30歳未満はマッチングアプリでの「身バレ・顔バレ」への抵抗感が強いことが明らかになった。

 回答者からは「同じ学校に通っていた子がマッチングアプリを利用していることを周りに言いふらされていた」(24歳女性)、「他人の(マッチングアプリの)プロフィルをTwitterで見かけたことがあるので、自分もされそうで不安」(27歳男性)などの声が寄せられた。

 同社はこの現状を受け、日本ハラスメント協会と「マッチングアプリハラスメント(マチハラ)」を共同定義。マチハラとは「職場環境などにおいて、他者の恋活(婚活)アプリの利用にかかわる情報を周囲に言いふらしたり、プロフィルを許可なく第三者に広めるなど、利用者または利用検討者に対し、苦痛や不快な思いをさせる行為」を指す。

 同協会代表理事の村嵜要氏は「(マチハラが)広く認知されることによって、抑止力につながり、全ての人が職場環境などにおいても周囲の目を気にせず安心して仕事も恋活もできるようになることには大きな意義があると考えます」とコメントした。

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