米俳優ザック・エフロン(36)が、映画『ジ・アイアン・クロー』のために「衝撃的な」変身を遂げた。アイアン・クロー(鉄の爪)の開祖として知られるプロレス一家の実話をもとにした伝記映画で、ザックは実在のレジェンド、ケビン・フォン・エリック役を演じる。
作品では、父でコーチのフリッツ・フォン・エリック(ホルト・マッキャラニー)と息子のケビン、デビッド(ハリス・ディキンソン)、ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、マイク(スタンリー・シモンズ)を中心としたフォン・エリック一家を描いている。一家は、フリッツの息子たちが事故死、病死など相次いで急死を遂げた過去があるため、「呪われた一家」「悲劇の一家」と言われたことがある。
映画の役のためにとんでもない体型に体を絞り、おかっぱ頭に変身したザックは、『エンターテインメント・トゥナイト』に語った。「役に変身していく過程が全てショッキングだったよ」「ハリスと僕はヘアメイクを終えて部屋を出た。その時フルでその衣服を着るのは初めてだったと思う。僕らは『一体ここで何をやってるんだ?何でこれをすることになったんだ?』って思ったよ」「だけど、最終的にはとてもいい感じに仕上がったと思う。ヘアメイク、メイクアップチームは素晴らしかったね」
ケビン本人からインスピレーションを受けたというザックはこう続けている。「この映画は実話なんだけど、あのケビン・フォン・エリックという男が、この映画のために鍛える気にさせてくれたんだ」「彼が毎日リングにもたらす身体的な力強さは本当に独特で、プロレスを変えた」「それは自分にとって一番ハードで、上手くマスターするのはとても大変なことだと思った。だから、自分は全力を注いだんだ」
その努力が報われ、ケビン本人から墨付きをもらったというザックは、「昨日の夜、彼は満足していると言ってくれた!正直、ちょっと泣いちゃったよ」と明かしていた。