麻薬使用疑惑の韓国俳優が、映画「パラサイト 半地下の家族」などに出演している、名俳優のイ・ソンギュンであることが発覚して以降、メディアには連日その名が浮上している。
イ・ソンギュンの所属事務所が20日、麻薬の使用が疑われている俳優はイ・ソンギュンだと明かし「現在提起されている疑惑について、正確な事実関係を確認中だ。今後行われる捜査には、真摯な姿勢で誠実に臨む」と発表した。
そんな中、韓国メディアのインサイトが、イ・ソンギュンの過去のインタビューについて触れ、そこには警察をはじめ元BIGBANGのV.I(スンリ)らが起こした事件に関する失望が述べられていた。
イ・ソンギュンは2019年、出演映画「チョ・ピロ 怒りの逆襲」(原題:悪質警察)の公開を控え、スポーツ朝鮮のインタビューに応じ〝バーニング・サン事件〟で世間をにぎわせた、V.Iらについて言及。
当時、V.Iとチョン・ジュニョンらは、性売買あっせん疑惑、違法性交動画撮影流布疑惑などで捜査を受けていた。また、芸能人と警察の癒着関係、性的暴行、麻薬などの事件が表面化し、多くの論争を巻き起こしている。
イ・ソンギュンは一連の事件に対し「他の心配事はさておき、今回起きた事件事故を見て、個人的に失望した部分が多い。何より、多くの国民が疲れる出来事だと思う。このような事が何度も起こり、また他の問題が発生するのを見て、疲労感が生まれるのではないかと思う」と明かしている。
社会問題について、声高に発言したイ・ソンギュンだったが、4年後の2023年現在、イ・ソンギュン本人が麻薬使用疑惑について、国民を疲れさせる話題の中心人物となってしまった。