俳優・歌手の加山雄三(86)が16日、自身の公式サイトを更新。谷村新司さんの訃報を受け、追悼の言葉を寄せた。チャリティーテレビ番組「24時間テレビ」から生まれた名曲「サライ」で、谷村さんと作詞を共作していた。
「谷村新司君の訃報に接して」というタイトルで文章を投稿。「谷村君が亡くなったこと、先ほど知りました。ショックと悲しみで正直混乱しています」と心境を明かし「ちんぺいとは『サライ』をはじめたくさんの思い出があります。ヤンチャーズ楽しかったよな。たくさんの場所で一緒に歌ったよな!陶芸に誘ってくれた兄弟子でもあるし、いつもちんぺいには『加山さん勝負じゃないんだから!』って言われてたっけ」とつづった。
続けて「ほんとの兄弟のように慕ってくれて一緒にいる時は本当にいつも楽しかったよ。その兄想いの弟が先に逝ってしまった。今、気持ちをまとめてくれと言われても、彼に伝えたいことはたくさんあって、言い切れないよ。一言だけ彼に伝えるなら、やっぱり『ありがとう』この感謝の言葉しか見当たりません」とし、「永遠の『サライ』を谷村くんと共に…」と結ばれた。
谷村さんは今年3月に腸炎での手術を行い療養を続けていたが、8日に死去していた。74歳。公式サイトでこの日、報告された。葬儀は近親者のみで15日に執り行われた。後日、谷村さんを偲ぶ場を設けるという。