歌手マイケル・ジャクソンさんが1984年にペプシのCMで着用した革のジャケットが、オークションに出品された。11月10日に開催されるエンターテインメント関連では史上最大級となるプロップストアのオークションでは、マイケルさんの特注の白黒ジャケットほか、200点以上のレアアイテムが出品されている。
ジャケットの入札開始価格は10万ポンド(約1800万円)となっているものの、落札予想価格は20万ポンドから40万ポンド(約3650万円から約7300万円)だという。
マイケルさんは1983年のヒット曲『ビリー・ジーン』の歌詞を「新生代」の顧客層に向けて変えて歌った同CMで、ジャクソン5や『ベルエアのフレッシュプリンス』で有名になる前の12歳だったアルフォンソ・リベイロと共演、ジャクソン兄弟は当時としては記録的な500万ドル(約7億5000万円)のギャラをペプシから受け取ったと言われている。
今回、12歳の時にマイケルさんから同ジャケットを贈られたというウェンデル・トンプソンさんが出品、父親がマイケルさんの担当美容師だったトンプソンさんは、1983年12月、オーランドのホテルでマイケル・ジャクソンさんをテーマにした部屋がオープンした際に、マイケルさんからそのジャケットをもらったという。
このジャケットは、トンプソンさんがもらった時に撮影されたポラロイド写真、マイケルさんのサイン入り写真、本『メイキング・オブ・スリラー』、レーザーディスク『メイキング・マイケル・ジャクソンズ・スリラー』、CM撮影時の写真とセットで出品されている。