10月8日にスタートするテレビアニメ「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」(100カノ)の先行上映会&トークショーが1日、都内で行われ、大ヒットを願い異例の〝出張祈祷(きとう)〟が催された。主人公・愛城恋太郎を演じる声優の加藤渉は「祝詞奏じてくださっているときちょっとウルっと来ました。めちゃくちゃ興味深い体験でした」と感想を語った。
作中ヒロインの1人・花園羽香里の名前にちなみ、新宿区にある花園神社の神主が丸の内ピカデリーに〝出張〟。祈祷は、長文の作品タイトルが何度も読み上げられ、劇場に集まったファンや登壇声優が一緒に二礼二拍一礼をしたりと、約8分間行われた。花園役の本渡楓は「これはヒット間違いなしだってワクワクになりました」、院田唐音役の富田美憂は「二礼二拍一礼をしたとき、後ろから皆さんも同じようにしてくださっているのを感じて、会場の一体感を感じました」と話した。
原作漫画(作・中村力斗、画・野澤ゆき子)は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中。「次にくるマンガ大賞 2020」で2位を受賞したハーレムラブコメディー。上映会では第1話と2話を、声優陣も座席後列で視聴した。加藤は「胸一杯で肋骨(ろっこつ)の当たりがキューって痛いです。完成品を皆さんと共有できてうれしい」、本渡は「皆さんの反応が気持ちよかったです。笑いすぎてアイライン溶けちゃうよと思いながら見ていました」、富田は「笑ってほしいところで皆さんが笑ってくれてるので、心から楽しんでくれる感じが伝わってうれしかった」と喜びを語った。
アニメは8日からTOKYO-MXなどで、毎週日曜24時30分から放送。中学で失恋100回を達成した主人公の愛城恋太郎は「高校でこそ彼女を!」と願い訪れた神社で、恋の神様から「高校で出会う運命の人は100人いる」と告げられる。一方で、その相手と幸せになれなければ死んでしまう...といったあらすじ。締めのあいさつで加藤は「これからアニメの放送が続いていくし、グッズも出るし、漫画も続いてくし、100人彼女作ります!みんなでもっともっと楽しんで、マラソンして盛り上がっていきたい」と意気込んだ。