南條愛乃ら、人気女性声優アーティスト8人が19、20日の2日間にわたり舞浜アンフィシアターで「EJ My Girl Festival 2021」に出演。二日目は内田真礼、大橋彩香、富田美憂、南條愛乃の4人が会場を盛り上げた。
各アーティストがカバー曲を披露するコーナーでは、富田が『ギルティクラウン』のエンディングテーマ『Departures~あなたにおくるアイの歌~』をしっとりと歌い上げた。同アニメは小学校の頃に夢中になり「今、ファンに届けたい」という思いで選曲した。「一人一人目を合わせながら歌いました」と振り返った。
大橋彩香はテレビアニメ『Angel Beats!』の挿入歌『Little braver』を選曲。「Angel Beats!が好きで、放送時期が声優を目指す行動を始めた時期と重なっていた。ガルデモ(アニメに登場するガールズバンド:Girls Dead Monster)の中でどれを歌おうか迷ったが、この曲はパワーを与えられると思う」と明かしていた。
トークコーナーで自身の素顔を「せわしない」と評した内田は、ゲーム『FINAL FANTASY X-2』テーマソング「real Emotion」を色っぽく披露。「FFが人生の節目節目となっている」と感想を述べた。終演後には「ユウナ(?)←ここポイント を思いながらうたいました」(原文まま)とツイッターを更新していた。
ラストを飾った南條はアニメ『シャーマンキング』の主題歌『Over Soul』を選び「自分で歌うと先輩の偉大さを感じた」と同曲を歌う林原めぐみに敬意を表していた。
いわゆる“アニソンフェス”と呼ばれるものは沢山あったが、「声優」に特化したものは珍しい。同イベントを主催するKADOKAWAイベントプロデューサーは「昨今の声優という職業はまさにプロフェッショナルな方ばかりです。声優以外にも歌、ダンス、舞台、ラジオに加え、さらには個人の趣味や特技をいかしたタレント活動など、今まで以上により一層マルチに活動の幅を広げ、多くの人を魅了しています。そこで一度、こうした声優の『個』の魅力、才能にフォーカスした女性声優フェスを!という思いがありました」と話した。
昨年開催された「EJ ANIME MUSIC FESTIVAL」ではユニットも含め7組のアーティストが参加していたが、今年は出演者全員がソロ。「個」の魅力をさまざまな角度から堪能できるように、1日あたりのアーティスト数を4組に絞り、それぞれによりフォーカスできる構成にした。朗読劇は初めての企画で、アーティスト・TRUEの『memento』をイメージした小玉励氏による書き下ろしのオリジナルストーリーが展開された。声優の表現力に観客は酔いしれた。
エンディングでは4人でテレビアニメ『のんのんびより りぴーと』のエンディングテーマ『おかえり』を熱唱。同担当者は「こんな世の中ではありますが、今後このイベントが定期的に開催できるようになった時に、出演者、お客様それぞれ『ただいま』『おかえり』と言えるような、アットホームで居心地のいい場所にしていきたい。そういう思いがあります」と選曲理由を明かした。
公演終了後には来年3月5日、6日に同じ舞浜アンフィシアターで「EJ My Girl Festival 2022」が開催されることが発表された。内容の詳細は未定。同担当者は「いつかは男性声優や声優ユニットにフォーカスする公演にも取り組んでみたい。きっと面白いですね!」と期待を寄せた。
同フェスは、注目の女性声優の〝素顔〟に迫るビジュアルブック「My Girl」の刊行5周年を記念して、昨年新たに立ち上がったアニソンフェス・EJ ANIME MUSIC FESTIVALとのコラボレーションライブイベント。各日4人ずつ出演し、ライブや朗読劇、MCを務めたお笑いコンビ天津・向清太朗とのトークで盛り上がった。初日は伊藤美来、斉藤朱夏、芹澤優、東山奈央が登場した。
EJ My Girl Festival 2021 公式サイト https://ej-music.jp/
EJ My Girl Festival 2021 公式Twitter https://twitter.com/ejamfes