NHKから国民を守る党(政治家女子48党)の立花孝志氏(56)が15日、国会内での会見で「もう紅白やめるでいいんじゃない。本当に今年の紅白歌合戦なんかやる必要あるのかって。ずっとジャニーズのタレント10%、20%、30%…と、使い続けてきたんでしょ。だめでしょそんなの」と、NHK紅白歌合戦の終了を提言した。
立花氏は、大みそかの紅白にジャニーズ事務所のタレントが主演した場合「受信料裁判をやります。こんな反社を出していて、受信料払ってられるか…っていう」と、提訴することをすでに宣言している。
ジャニーズ事務所は7日の会見で、創業者ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害を認め、謝罪している。立花氏は「テレビに出してあげるから『ユー…』って言ってるわけでしょ。共犯。誰でも分かるじゃないですか」と指摘した。
受信料制度で運営されているNHKだからこそ、ジャニーズとの関係を検証できると訴えた立花氏は「まず紅白やめて、歌番組はやめて。2004年の頃、受信料不払いを起こしたのも芸能ですからね」と、2004年にNHK番組制作局で紅白を担当していたチーフプロデューサーが巨額の制作費を着服し、受信料を不払いが続出したことに触れた。
当時、NHK職員だった立花氏は「僕とか正直に事件のことを言った人間を全部飛ばして、隠蔽した人が出世している。NHK事件もジャニーズも、基本冒頭でつながっているんですよ」と語気を強めた。
立花氏は「NHKは当然、知っていたわけですからね。ジャニーズのそういう性犯罪を。知らんわけがない。さすがに、NHKは知らないで終わらないでしょう。知っててやってたんで」と主張した。
自身や、前参院議員だったガーシー被告の暴露が、ジャニーズ問題に火をつけたとする立花氏は「テレビと芸能プロダクションの癒着っていうのが、ようやくネットの時代によって暴かれてきた。まさに加速させたのがガーシー」と、ガーシー被告の功績に言及した。
「企業側は、商売というか経済の観点から言えばスポンサーが離れる。テレビ局はやはり、これまでの癒着があるので離れられないんだと思うんですよね。バシッと切れないというところが、我々がそこを突いていくというところになろうと思います」と、徹底追及を予告した。