Disney+(ディズニープラス)で、8月9日より公開された韓国ドラマ「Moving」が話題を集めると同時に、生徒役のキム・ボンソクを演じているイ・ジョンハの人気も急上昇中だという。今後の活躍が期待される中、イ・ジョンハがかつてアイドルを夢見てオーディション番組に出演していた事が再注目されていると、韓国メディアのインサイトが報じた。
2017年、KBSで「The Unit~アイドル再起プロジェクト」が行われ、イ・ジョンハはオーディションに参加。当時のインタビューでは「中学時代からアイドルを夢見ていた。JYPエンターテインメントの練習生になったこともあるが、自身の実力不足に怖気づいて逃げ出した」と明かしている。
その後、審査員と観客を前に歌とダンスを披露するが、会場にいる全員を当惑させるほど不器用過ぎるパフォーマンスを見せ、観客投票はわずか2票のみ。審査委員も、困惑が隠せなかった。
それでも、最終オーディションで4人の審査員から選択され、練習生として合流する。しかし、視聴者からの批判は避けられなかった。審査委員の一人だったピ(Rain)から「傷ついたでしょ?」と尋ねられると、イ・ジョンハは「傷ついたけど、母が知ったら悲しむと思って、もっとやる気が出てもっとぶつかってみたくなった」と吐露。スタッフとのインタビューでは「母が大腸がんのステージ3だ。『The Unit』に合流したから、きっと母も笑ってくれると思う」と告白し、つらい状況を伝えた。
あれから6年、アイドルになる夢はかなわなかったが、俳優イ・ジョンハとして躍進した。「Moving」でのインタビューでは、母親が元気になったことを報告。「母はいつも『あなたはいつか満開の花になる』と応援してくれる。『Moving』のオーディションに合格したことを伝えた時は『お疲れさま、おめでとう。もっと羽ばたいて』と言ってくれて、ようやく(合格の)実感がわいた。誰よりもうれしくて、誇らしい気持ちになった」と笑顔を見せた。