日清食品の「カップヌードル シーフードヌードル」にはエビが入っていない。カップヌードルの公式X(旧ツイッター)で明かされた“衝撃の事実”が、ネット上で話題を呼んでいる。
日清は、11日の公式Xで「落ち着いて聞いてください」とつづり、約30秒の動画を投稿した。ゲーム「メタルギアリゾットV ファントムペイン」の有名シーンであるパロディー動画で、医者が患者に「あなたにお話があります。いいですか」と語りかけるシーンから始まる。「あなたはずっと”入ってる”と思ってた。ええそうです。実は”入ってない”んです。シーフードヌードルにはエビが入っていない」と報告。衝撃の事実を知った患者は様態が急変。医者が「大丈夫!大丈夫です!特上シーフードヌードルには、エビが入っています!」と同日発売された新商品をPRしながら訴えかけ、動画は終了した。
投稿は瞬く間に拡散され、12日までで4万超のリポスト、11万超の「いいね」が集まっている。「なん...だと?」「知らなかった」「嘘だぁ...」「そんなまさか」「なんで俺は今までエビが入っていると錯覚しているんだ」など驚きのコメントが寄せられている。
公式サイトの商品紹介ページを確認すると「独特のとるみのあるめんに、ポークと魚介のコクのあるスープ。具材は、ほぼイカ、カニ風味カマボコ、スクランブルエッグ、キャベツ、ネギ」とあり、確かに「エビ」の記載はなかった。
ちなみにオリジナルの「カップヌードル」には、エビが入っている。「シーフードなんだからエビは当然入っているだろう」という先入観と合わさって、多くの人に”誤認”が生じたのかもしれない。
日清食品ホールディングス広報部の担当者によると、シーフードヌードルにエビが入っていない理由は「商品全体のバランスを考慮した結果」だという。カップヌードル52周年を記念して発売した「特上カップヌードル」シリーズのプロモーションの一環として、今回の発表に至ったそうだ。
実際に記者も「シーフードヌードル」を購入して、中身を確かめてみた。蓋を開けると、赤い物体が目に入り「エビか?」と一瞬錯覚したが、正体はカニ風味カマボコ。もしかしたら、同様の勘違いを起こす人もいたかもしれないと感じた。当たり前だが、お湯を入れてもエビの姿は確認できず。ちょうど小腹もすいていたのでおいしくいただきました。