【漫画】クルマの歯止めが凶器に!? トラックドライバーの“あるある”が話題 作者が語る

橋本 未来 橋本 未来

 トラックのタイヤを固定するために用いる歯止め。トラックドライバーにとっては日常的に使用するこのアイテムが、思わぬシチュエーションで凶器となる?!歯止めを外すのを忘れ、トラックを発車させたときに発生する恐怖とは?トラックドライバーの知られざる“あるある”を描いた作品『歯止めミサイル』。

 元トラックドライバーという経歴を持つ作者のぞうむしプロさん(@zoumushi6)が描く、知っているようで知らないトラックドライバーの日常。思わず、「そんなことがあるんだ!」とつぶやいてしまう知られざるエピソードが満載で、今やメディアでの連載などで注目を集めている。

 本記事で紹介する『歯止めミサイル』は、そんな命の危険と隣り合わせのトラックドライバーのドラマをユーモラスに描いている。今回は、異色のトラックドライバー漫画を次々と生み出す、ぞうむしプロさんに、創作のきっかけから背景について話をきいた。

過酷だけじゃない魅力を描く

 少年時代から漫画家をめざし、さまざまな活動に取り組んでいたというぞうむしプロさん。20代で挫折を経験後、子どもたちに対して「生きた証を残したい」一心で40歳を越えてから再度、漫画創作をスタートさせ、行き着いたのがトラックドライバー漫画だった。

 「自分がトラックドライバーをやっていることを知った編集さんが『そこを描いた方がいい』という勧めからです。トラックドライバーという世界は自分では当たり前過ぎる日常で漫画になるとは思ってもみませんでしたね

 よくトラックドライバーの仕事は過酷といわれる。しかし、ぞうむしプロさんの作品では、そうした辛さとは一線を画した人間の面白さや仕事の魅力が各所に表現されている。その理由について、次のような話をしてくれた。
 「トラックドライバーの仕事は過酷なのですが、それだけではない魅力や素敵な部分を表現したいと思いギャグやユーモアを混ぜています。自分のまわりのトラックドライバーはギャグ好きでコミカルな人が多かったです」

 これからも、トラックドライバー漫画を中心に描き続ける上で、「キャラクターの感情や行動、魅力を表現した作品を目指したい」と、新たな工夫にも挑戦し続けたいという。希少な路線をひた走る、トラックドライバー漫画が、今後どのような形で展開していくのか。期待せずにはいられない!

<ぞうむしプロさんInformation> 
▶Kindle作品『トラックドライバーの日常 DRIVERS 1』
https://onl.sc/kFQ7Ay2
 
▶ぞうむしプロさんの他の作品
https://zoumushi-pro.com
 
▶新刊『トラックドライバーの怪談 FIRST GEAR』絶賛発売中!
https://onl.sc/zDyKCfA

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