当時高級品だった缶詰のパイナップルのおいしさを手軽に味わってもらおうと1951年に大阪で誕生した「パインアメ」。70年のロングセラー商品で、最近は〝アレ〟に向かってひた走る阪神タイガース・岡田彰布が愛用と話題になっている。
最初はパイン株式会社の公式X(旧ツイッター)に阪神ファンとみられるフォロワーから〝球団スタッフが岡田監督に用意したアメボックスにパインアメが入っているらしい〟との投稿がちらほらあったという。担当者が「そうかもしれない」と思っていたところ、関西のテレビ番組で岡田監督がパインアメがお気に入りと明かしたことで「確信に変わった」と驚きながらも喜んだ。
阪神タイガースの成績のように、同社の売り上げも好調。関西地区の某コンビニでは2倍になっているところもある。「(阪神ファンの)みなさんが験かつぎしてくださっているのかなあ。穴が開いているので、見通しがいいキャンディーだと、昔から言ってたんです」。応援の意味も込めて購入している人が多いようだった。
〝アレ〟に向けて関西を中心に盛り上がっているが、同社でも「いろいろ手はないかと考えているんですけど」と模索中だ。パインアメならぬ『パインアレ』としての企画も検討されている。
阪神タイガース18年ぶりの美酒へ。甘~い祝福も待っているかも。