立憲民主党の小沢一郎衆院議員が5日、X(旧ツイッター)を更新。首相補佐官を務める自民党の森まさこ参議院議員が今年8月末に司法修習生の長女とその友人一行を首相官邸に招待して〝見学ツアー〟をしていたという「週刊文春」電子版の記事を引用し、国民側が「ああ、またか」という感覚で看過しているとして、その状況を憂慮した。
小沢氏は「要は国民は、自民党による不正や腐敗に相当『免疫』があるということ。自民党はいわば市役所か町村役場みたいなもので無くなりはしないと思っていて、『ああ、またか』でおしまい。結局はお上に従う」と指摘。その上で「いま問われているのは、自民党などではなく国民の政治意識・倫理観である」と訴えた。
森氏は安倍内閣で法務大臣も務めた自民党の有力議員で、現在は首相補佐官(女性活躍・LGBT理解増進担当)を務めている。今回の報道で想起されるのは、岸田文雄首相の秘書官(当時)だった長男の岸田翔太郎氏が昨年末に首相公邸で親族らと忘年会を開催したケース。翔太郎氏は内閣発足時に大臣らが整列することで知られる赤いじゅうたんの階段で記念撮影をするなどしたことが今年5月に報じられ、問題視されたばかりだった。