LADIES' CODE ウンビさん、リセさん、悲劇の事故死から9年 忘れられない笑顔と恋しさ

椎 美雪 椎 美雪
ウンビさん(左)とリセさん(出典:LADIES' CODE SNS)
ウンビさん(左)とリセさん(出典:LADIES' CODE SNS)

 2013年にデビューし、「Bad Girl」「Pretty Pretty」などの楽曲で当時人気を博していた5人組ガールズグループ、LADIES' CODE(レディースコード)のメンバーコ・ウンビさんが交通事故でこの世を去ってから、3日で9年が過ぎた。そして7日は、クォン・リセさんの命日である。

 2014年9月3日、大邱(テグ)で仕事を終えたLADIES' CODEはマネジャーの運転する車で次の仕事に向かったが、京畿道(キョンギド)の嶺東(ヨンドン)高速道路で交通事故に遭い、ウンビさんは即死、意識不明の重体だったリセさんは7日に息を引き取った。他メンバーのソジョンは上顎部分の結合手術を受ける重傷を負い、アシュリーとジュニは軽傷だった。

 ウンビさん21歳、リセさん23歳という若さだった。

 このニュースが報じられると、同僚のアーティストたちはSNSでウンビさんを追悼し、リセさんの回復を願った。またLADIES' CODEを知らない人たちにもこの事故は大きな衝撃を与え、グループ名が瞬く間に認知される事となる。

 当時の韓国メディアによると、後日の現場検証や車両等調査の結果、事故当時の夜間気象が大雨という悪天候であったこと、ハイビームを点けても前方の視界確保が困難であり、徐行しなければならないレベルだったにもかかわらず、マネジャーは習慣的にスピードを出して運転していたこと、そのためタイヤが雨道で滑って事故を起こしてしまったことが明らかになった。当該車両は、135.7km/hの速度超過状態だったという。

 加えてウンビさん、リセさん、重傷を負ったソジョンはシートベルト未着用だったことが判明。交通専門家は「ウンビさんとリセさんがシートベルトを着用していたら、軽傷で終わるか、全くけがをせず自力で脱出していた可能性が高い」と言及し、改めてシートベルトの重要性が証明された。

 実は9月3日はソジョンの誕生日なのだが、大事なメンバーの命日となってからは、「自身の誕生日という感覚がなくなってしまった」とインタビューで明かしており、アシュリーとジュニは軽傷で意識があったために、事故現場でメンバーの悲惨な姿を目撃、心に大きな傷を残している。 

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