歌手のピ(Rain)が、LAで行われた「KCON LA 2023」でボイコットされたと、韓国メディアのテンアジアが報じた。
記事によると「ピのステージで、現地ファンの反応が歓声どころかペンライトもつけないままで、全く反応がない」と、オンラインコミュニティーに投稿があったという。
この日、ピはヒット曲の「Rainism」でステージに上がり場内を盛り上げたのだが、一部の観客は沈黙したまま観覧。ペンライトが点灯している客席はあったものの、他アーティストとは比較にならないほどだったそうだ。
その理由に、Ciipher(サイファ)の存在があるのではと推測されている。Ciipherとは、ピが発掘し選抜、プロデュースを手がけた7人組ボーイズグループだ。去る9日、ピが設立した芸能事務所のRain Companyは「Ciipherのタン、テグ、ドファン、ウォンがチームを去ることになり、ヒョンビン、フィ、ケイタが個人活動をしながらチームを再編し、グループ活動を継続する」と発表。デビューからわずか2年5カ月のことだ。
ピはCiipherのデビュー曲「I like you」のミュージックビデオに、妻であり女優のキム・テヒを出演させたり、さまざまな番組で広報活動を行ったりと、プロデューサーとして最善を尽くしたが、残念ながら爆発的人気にはつながらなかった。さらにピは韓国の番組で「Ciipherに投資した金額は、家一軒を超えた」と発言し、ファンに不快感を与えてしまう。
また、今回グループに残った日本人メンバーのケイタは、2023年2月からMnetのサバイバルオーディション「BOYS PLANET」に参加、ヒョンビンは3月からMBCサバイバルオーディション「少年ファンタジー」にそれぞれ参加し、デビュー組に選抜された場合は派生グループへ専念することになるため、Ciipherとしての活動はしばらく困難であるとされた。そして2人が不在の間、グループ活動は事実上停止状態に。
最終的にケイタとヒョンビンはデビュー組に選ばれず、再びCiipherとしての活動が期待されていた矢先に4人の脱退が発表され、海外ファンは激怒。「デビューからたったの2年5カ月で再編成だなんて、プロデューサー失格」「Ciipherは解散寸前の危機なのに、自分だけ活動するなんて無責任過ぎる」などの反応を見せ、その結果「KCON」でのボイコットへつながったとみられる。