高市早苗経済安全保障担当相が12日、自身のツイッターを更新し、安倍晋三元首相の慰霊碑への侮辱に怒りを示した。慰霊碑は「留魂碑(りゅうこんひ)」と名付けられ、碑には安倍氏が生前に書き記した「不動心」という文字が刻まれている。奈良市内に建立され、7月1日に高市氏も出席して除幕式が行われていた。
高市氏は12日に「奈良市に建立した安倍晋三元総理の留魂碑の前に多数のゴミ袋が積み上がっているコラージュ画像(作られた画像)をTwitterで拡散した人、あまりにも酷い行為です。」と静かに怒りを燃やした。「御遺族や建立に尽力した方々の気持ちにも配慮して頂きたいですし、画像を見てショックを受けた方からもお手紙が届きました。」と伝えた。
コラージュ画像は「不動心」の文字が隠れるほどの分量でゴミ袋が山積みにされているもの。「あらまぁゴミ捨て場?」とコメントも添えられている。
フォロワーは「思想は違えど、故人の魂を愚弄する俗物、その親派に為政者たる資格がないとなぜ気付けないのでしょう。」「ああいう行為や賞賛する人間も世の中いるという事」と嘆き節。「気持ちは分かりますが、ああいう手合いは注目されるのが目的ですから」「心が荒んでるなぁ。」とあきれる声もあった。慰霊碑に花が添えられた実際の画像も多数寄せられていた。