歌手で俳優のハリー・スタイルズ(29)が主演を務めるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画が棚上げになったと複数のメディアが報じた。2021年のマーベル映画『エターナルズ』のエンディングにエロス/スターフォックス役でカメオ出演を果たしていたハリーは、最高1000万ドル(約14億円)のギャラで同作のスピンオフ映画『エロスとピップ』に主演する予定だった。しかし、マーベルを傘下におくディズニーがMCUの様々な派生作品を縮小する計画を立てていることから同作がお蔵入りになったという。
ある関係者はサンデー・ミラー紙に話している。「マーベル幹部はハリーを主役にすることをオープンに話していましたが、今はそれも冷めたようです」「ビジネス全体とマーベル・シリーズについて再考がなされている状態です。最大の収益をあげられる、最大の作品群を作ることに焦点が当てられています」「ハリーのキャラクターは楽しいもので愛されていますが、現実的にはマーベル・シリーズに勢いを取り戻すナンバーワンの選択とは言えません」
一方で、マーベル・スタジオのプロデューサー、ネイト・ムーアは以前、ハリー演じるエロスは、「アベンジャーズ」シリーズでの悪役サノスと家族のつながりを持つ「魅力的な」キャラクターであると確信していると語り、今後またハリーが演じるキャラクターの出演があることを示唆していた。