俳優トミー・ドーフマン(31)のドラマシリーズ『13の理由』第1シーズンの収入は3万ドル(約420万円)以下だったことが分かった。ライアン・シェイヴァー役を演じたトミーは、収入があまりにも少ないため、保険給付を「かろうじて受けられる」程度だったことを明かした。
最初の2シーズンで主役を演じた後、シーズン3と4でゲスト出演に変更されたトミーは、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のメンバーとしてストライキを起こす理由の1つを強調するために収入の詳細を告白。スレッズに投稿している。
「『13の理由』による第1シーズン全体(半年間で8つのエピソード)の収益は、代理店とマネージャーの手数料 (20%) と税金を差し引くと29953.24ドル(約420万円)だった」「私はすべてのプロモーションを行い、この番組のためにイメージイラストを用意し、全エピソードを撮影するためにニューヨークからサンフランシスコまで往復し、何日も無給で仕事をさせられた。保険給付をかろうじて受けられる程度だった。公開から28日間で、シーズン1は合計4億7600万時間視聴された。これが私たちがストライキをする理由です」
トミーのこの暴露は、Huluが2017年にNBCから『THIS IS US 36歳、これから』の権利を買い取って以来、ストリーミングの残余金から「約81セント(約114円)」を得ていたことをマンディ・ムーアが明らかにした数日後に行われた。
全米映画俳優組合は今月初め、業界の俳優やクリエイターの賃金、AI技術、ネットフリックスやディズニープラスなどのサービスにおけるデジタルストリーミングの利益配分に対する懸念から、テレビ、劇場、ストリーミング作品のストライキを決行した。