ドナルド・トランプ前米大統領(77)が、アメリカを「変態犯罪者と凶悪犯」が牛耳る「第三世界の地獄のような場所」と烙印を押した。2020年の選挙で落選し、再び大統領選に立候補している共和党のトランプ氏は、ジョー・バイデン大統領のリーダーシップの下で、アメリカンドリームは「死んでいる」と主張、「自由な国」に住みたければ、トランプ氏に投票するよう若い保守派に呼びかけた。
フロリダで開催されたターニングポイント・アクション会議で、トランプ前米大統領はこう語った。「この選挙は、あなた方の世代がファシズムの国を受け継ぐのか、それとも自由の国を受け継ぐのかを決めるものだ」「何百万人もの不法入国者が国境を越えて押し寄せ、まるで軍隊の侵略のようだ。我々の権利と自由はズタズタに引き裂かれている。「あなた方の国は、検閲官、変質者、犯罪者、凶悪犯によって運営される、第三世界の地獄のような場所に変わりつつある」
また、「病的で、不吉で、邪悪な力」が、トランプ氏がまだ大統領であったなら起こらなかったであろう方法で、アメリカを「破壊」しようとしていると警告、数々の大学が「西洋文明」に対する「マルクス主義者の攻撃」を主導していると感じているとして、「大学を取り戻し、資金を締め出す」ことを約束した。
一方、これまでに様々な犯罪で捜査を受けているトランプ氏は、フロリダの邸宅に数百の機密文書を違法に保持していたことなどで、連邦政府から告発されている37の罪状に対して無罪を主張、起訴されたことを「偉大な名誉の印」だと語った。