河野太郎デジタル相 2026年の新マイナカード導入で「新しい読み取り機が必要」可能性示す 立民・長妻昭氏は苦言

杉田 康人 杉田 康人
衆院特別委員会の閉会中審査で答弁する河野太郎デジタル相
衆院特別委員会の閉会中審査で答弁する河野太郎デジタル相

 マイナンバーカードをめぐる問題を受け、衆院特別委員会の閉会中審査が5日、開かれた。河野太郎デジタル相(60)は、2026年の導入を目指す新しいマイナンバーカードについて「仕様によっては、新しい読み取り機が必要になる可能性は当然ある」と述べた。立憲民主党の長妻昭衆院議員(63)の質問に答えた。

 長妻氏は「3年後マイナンバーカードが新しいものに変わるというが、カードリーダー…今、病院なんかがマイナ保険証を読み込む装置を買っていますが、3年後には使えなくなるんですか?継続して使えるんですか?」と質問した。

 河野氏は「2026年から新しいカードを導入しようと思っている。今、マイナンバーカードで使っている暗号が、技術が革新するとさらに強いものが必要だということで強い暗号に切り替えたものに順次変えていこうと思っております」と説明。その上で「新しいカードがどのような形で読み取るかは仕様が決まってからになりますが、現在のカードは現行のカードが使われている限り、それで読み取るという形になる」と答弁した。

 長妻氏は「そんなの当たり前じゃないですか。そうすると新しいカードは、今の機械で読めなくなる、使えなくなるっていう可能性があるということですね」と迫ると、河野氏は「新しいカードの仕様が決まっていませんからなんとも申し上げられませんが」と前置きしながらも、可能性は否定しなかった。

 長妻氏は「今、医療機関は必死になって(読み取り機を)入れているわけですよね。また変わらないといけないというのは不可解」と苦言を呈した。

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