本物のUFOと見えるような写真やビデオが、福島県で解禁された。「世界UFOの日」(6月24日)に合わせ、国際未確認飛行物体研究所が、UFOの里として知られる福島市飯野町にあるUFOふれあい館で、その資料を公開した。
この1年で国内外から494件のUFO目撃談を受け取った同施設だが、ほとんどの画像はドローン、鳥、光の反射、飛行機、昆虫などで「UFO」の条件を満たさないものとなっていた。しかし、神戸、福島などで撮影された丸及び三角の飛行物体の画像6枚はUFOの可能性が高いという。
同施設の所長で、雑誌ムーの編集長として知られる三上丈晴氏は、CGによるイメージの可能性を認めつつ、宇宙人が乗っているUFOの可能性も示唆している。
UFOに関しては米国で元情報当局者から内部告発者となった人の発言などもあり、それ以降、UFOに関する情報公開を求める声が高まっている。米国防総省で説明不能な異常現象の分析を指揮していたデヴィッド・グルッシュ氏は、米政府が無傷、一部傷ありの宇宙人の乗り物を所有していると明かしていた。
グルッシュ氏はその情報が不法に隠蔽されていると主張。UFOの情報に関する国家機密をシェアしたことで、自分は同政府からの激しい反発に遭っていると続けていた。14年間勤めた後、同省を辞めたグルッシュ氏の主張について、国家航空宇宙情報センターの情報当局者、ジョナサン・グレイ氏は支持を表明、奇妙な資料の存在を認め、「私たちは唯一の存在ではありません」と話している。
ここ数年、信ぴょう性のあるUFOの目撃情報や報告が急増しており、宇宙人の乗り物や、地球外生命体の訪問に関する興味が人々の間で再燃していた。2021年には米国防省が、未確認航空現象(UAP)を140件以上も報告。ある軍事映像では空に出た不可解な出来事が記録され、海軍パイロットらは、米国の沿岸で奇妙な物体を頻繁に目撃していることを証言していた。