ラッパーのニッキー・ミナージュ(40)が、性犯罪者の夫ケネス・ペティ(45)との自宅立ち退きを求められている。Change.orgで始まったオンラインの署名運動を通して、カリフォルニア州ヒドゥン・ヒルズに住むニッキーとケネスに懸念を示す声が上がったかたちだ。同地にはニッキーの他にも、カーダシアン/ジェンナー家、ケヴィン・ハート、ウィル&ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻、ジェシカ・シンプソンらが住んでいる。
ニッキーが同地に1950万ドル(約28億円)で家を購入後、昨年の12月から立ち退きを求める声が上がっており、ケネスが性犯罪者情報公開法であるミーガン法のウェブサイトに掲載された自身の住所を同地に情報更新したことで、同キャンペーンは先週までに500人以上の署名を獲得していた。
連邦法では、一般市民が自身や家族を守ることができるよう、登録された性犯罪者の情報公開が義務付けられている。
今回の署名運動を立ち上げたビバリー・バーダンという名前の女性は、同地にニッキーとケネスが住んでいることで安全上の問題が発生し、地域の価値を下げていると主張している。ちなみに、実際に同運動に署名した近隣住民の数は不明となっている。
ケネスは現在、カリフォルニア州で性犯罪者として登録することを怠ったとして、1年間の自宅軟禁中だ。さらに昨年7月には連邦罪で3年間の執行猶予となっていた。1995年にニューヨークで16歳の少女に対する強姦未遂行為で、同州から性犯罪者として登録されたケネスだが、ニッキーとの結婚後2019年10月にカリフォルニア州に引っ越し、2020年9月に「パパ・ベア」というニックネームの息子が誕生していた。
2018年12月にニッキーはケネスの罪についてインスタグラムにこう話していた。「彼は15歳で、(被害者の)彼女は16歳、2人は付き合っていた。ネットは最悪。あなたたちは誰も私の人生を生きることはできない。あなたたちは自身の人生さえ生きていない」