肉と魚の中にある栄養素が、長生きに繋がる可能性があるという。寿命を延ばし、健康を促進するとされるタウリンがそれにあたり、今回行われた成熟した動物を対象にした実験で、同栄養素が10%以上も寿命を延ばし、肉体、そして脳の健康も増進させることが判明した。
ただ、今回の実験は人間を対象としておらず、ニューヨークのコロンビア大学のチームは、長生きをしようとタウリンのサプリメントを購入しないよう呼び掛けている。
実験では人間の45歳に相当する14か月のマウスらにタウリンを毎日与え、データを調べたところ、オスのマウスで10%、メスでは12%も寿命が延びることがわかった。
研究者のヴィジェイ・ヤダヴ氏はこう話す。「タウリンを摂取したマウスは我々がチェックしたあらゆる項目で、より健康で、見た目も若かったです」「脂肪も少なく、エネルギー消費や骨の密度も上がり、記憶力も増加、免疫系もより若くなりました」