日本でコロナ禍に、大ムーブメントを巻き起こした韓国ドラマ「愛の不時着」の海外ロケ地に、ある変化が起こったと韓国メディアのwikitreeが報じた。
同メディアは、AFP通信のニュースを引用し「愛の不時着」の撮影地の一つだったスイスの湖畔の小さな村が、ドラマファンの聖地となっていることを伝えた。ロケ地となったこの地域はイゼルトヴァルトと言い、人口500人にも満たない小さな村だ。コロナ防疫が緩和され、海外渡航が自由になった昨年から多くのファンが押し寄せており、すでに40万人以上が訪れたという。その結果、通行料が徴収されるようになったことを明かした。
その理由に、観光客増加に伴い発生した騒音やゴミのポイ捨て、交通渋滞などの問題があるといい、村民が生活する上で大きな迷惑と不便を被ることに。
この事態を解決すべくイゼルトヴァルトは対策を講じ、その結果、5月からは予約したバスのみが通過・駐車できるシステムを導入。また湖畔の桟橋には改札を設置し、5スイス・フラン(約770円)を支払わなければ入ることができないようにしたことが伝えられた。
「愛の不時着」は、ユン・セリ(ソン・イェジン扮)がパラグライダー中に突風に巻き込まれ、北朝鮮に不時着。彼女と遭遇した軍人のリ・ジョンヒョク(ヒョンビン扮)は彼女をかくまい、いつしか互いへの思いを募らせていくシークレット・ラブロマンスだ。放送当時、tvNドラマ視聴率史上最高記録を樹立し話題を集めた。
加えて、主演のヒョンビンとソン・イェジンが実生活でも恋人関係へと発展、結婚したことでさらなる盛り上がりを見せていた。