世界最大の映画スターの一人ジョニー・デップ(59)が「パイレーツ・オブ・カリビアン」に復帰する可能性は、まだ残っているようだ。同人気シリーズでジャック・スパロウ役を演じてきたジョニーは2018年に「新たなエナジー」を求めていた製作側により解雇されたものの、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクションのショーン・ベイリー社長は、ジョニーが第6弾に戻ってくる可能性を否定していない。
ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューでベイリー社長は「私達は、これまでに作られた映画を称えるような本当に素晴らしくエキサイティングであると同時に、何か新しい事を伝えるようなストーリーを用意していると思いますよ」と話した。
そしてジョニーがその新作に出演するのか質問されると、「現時点では明言できません」と答えた。
シリーズ全作でプロデューサーを務めたジェリー・ブラッカイマーは昨年、ジョニーが元妻アンバー・ハードとの名誉毀損訴訟で勝訴したことを受け、ジョニーのシリーズ復帰を熱望しているとハリウッド・リポーターに語っていた。「彼らに聞いてください。私はその質問に答えられません。本当に知らないんです。彼に出演して欲しいですよ。彼は友人ですし、素晴らしい俳優です。プライベートが私達がする全てのことに忍び込んでくるのは残念です」とした。
また「ビバリーヒルズ・コップ」や「トップガン」といった大ヒット作も手掛けてきたブラッカイマーは、ジャック・スパロウのキャラクターが殺されることは決してないとして「それは出来ません。彼を殺そうとしたこともありますが、上手く行きませんでした」と続けた。
一方で、ジョニー本人は昨年行われた同裁判の中で、20年近く演じたジャック・スパロウに正式に別れを告げる機会がなく悲しい思いをしたとして「これらのキャラクター達は、きちんとした別れを告げることができるべきだと感じました。シリーズはそれほど長くは続きません。そのようなシリーズを終える方法があるのです。キャラクター達は、出て行く時、シリーズを良い感じで終えるのに値すると思いました。終わりが来るまで続けていくつもりでした」と語っていた。