ＹｏｕＴｕｂｅで芸能人や会社経営者ら３人を脅迫したとして、暴力行為法違反（常習的脅迫）などの疑いで警視庁が逮捕状を取っていた政治家女子４８党の前参院議員・ガーシー容疑者（５１、本名・東谷義和）が、滞在先のドバイからの帰国便に搭乗していることが４日、関係者の話で分かった。ガーシー容疑者は同日午前、ドバイから成田着の便に一人で搭乗。警視庁は帰国次第、同容疑者を逮捕する方針だ。
同党の立花孝志氏（５５）、斉藤健一郎参院議員（４２）が４日、都内で会見した。立花氏にはこの日午前９時ごろ、ＬＩＮＥを通じ、ガーシー容疑者から「夕方騒がせますけど、心配しないでください」との連絡があったという。
立花氏は「驚いたというか、帰って来る理由があるのだろう。ひとりで飛行機に乗っているとの連絡があった。強制的ではなく、自主的に帰国している。このままドバイにいても…ということで帰国という決断をしたのだろう。ぜひ帰りたいというよりも、不安を抱えながら帰国するという感じ」と説明した。
政女党として、弁護士費用など経済的に支援するなどのバックアップをするといい、立花氏は「一緒に戦っていきましょうということ。無罪は無理でも、実刑にはさせない。『全力でガーシーの無罪を応援する』『絶対保釈される！』とＬＩＮＥすると、不安を表す絵文字とともに『そーなれば、ええんですが！！』などの返事があった」と明かした。
立花氏は「最近ガーシーのプラットフォームが止まったりしているので、発言したいものがあるのだと思う。保釈を勝ち取れば、しゃべり放題しゃべれるわけですから。言えなかったことを、きちんと話をしてもらうことができるのではないか。党としてもその場を応援します」と強調した。
斉藤氏は「ガーシーさんは２０万票以上を獲得したということを忘れないでいただきたい。まだ有罪と確定したわけではない。本当に悪なのか、逮捕されるべきなのか。国民のみなさんに冷静に判断していただきたい」と話した。
