「銀河鉄道999」野沢雅子と池田昌子 松本零士さんへのお別れの言葉「先生と鉄郎に会えて私、本当に良かった」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「お別れの言葉」を語りかけた野沢雅子(左)と池田昌子=東京国際フォーラム (C)松本零士/零時社
「お別れの言葉」を語りかけた野沢雅子(左)と池田昌子=東京国際フォーラム (C)松本零士/零時社

 2月13日に85歳で死去した漫画家、松本零士さんのお別れの会が3日、都内の東京国際フォーラムで2部構成にて開かれ、約3000人が参列した。

「宇宙海賊キャプテンハーロック」「宇宙戦艦ヤマト」など、宇宙を舞台とした名作を次々に生み出した巨匠にふさわしく、お別れの会は宇宙をテーマとした祭壇が設けられた。「銀河鉄道999」で鉄郎を演じた野沢雅子、メーテルを演じた池田晶子の両声優が祭壇の前に立ち、お別れの言葉を口にした。

 【野沢雅子、池田昌子のお別れの言葉】

松本先生、先生が旅に出られてから3ヶ月が過ぎました。私の中では、いつもの先生の笑顔が、すぐに浮かんで来ますので、まだピンと来ていません。

先生と初めてお会いしたのは45年程前、『銀河鉄道999』で、星野鉄郎をやらせていただいた時でした。親しみやすい笑顔で気さくに話しかけて下さったので、すぐに打ち解けることができ、安心したことを今でも、よく覚えています。先生との思い出はかぞえきれない程、たくさんありますが、やはり『銀河鉄道999』の全国横断のイベントでしょうか。

日本中をご一緒に回りましたね。イベント先ではいつも夜遅くまでスタッフの皆さんと飲んでいらっしゃって、お話しが大好きな先生の周りには、常にたくさんの人の笑顔があったことを昨日のことのように思い出します。

2年少し前には、取材でご一緒して、また、お会いしましょうねとお話していたのに、もう旅に出かけてしまうだなんて、ちょっと早いのではありませんか?

寂しい気持ちは消えませんが、きっと先生は999号で車掌さんに会って、旅先でも好きな漫画を描いては楽しく過ごしていらっしゃるのではないかと思います。

宇宙から、こちらの世界を見守っていてくださいね。

先生と鉄郎に会えて私、本当に良かった。本当にありがとうございました。

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