「TOHJIRO」名義でも知られる映画監督の伊藤智生さんが17日に亡くなったことが、21日にわかった。70歳だった。妻で女優の朝岡実嶺(56)が自身のX(旧ツイッター)などで発表した。伊藤さんはステージ4の肺がんであることを公表していた。
朝岡は文書で「夫、TOHJIROこと伊藤智生が、7月17日に旅立ちました」と発表。葬儀は故人の意向により近親者のみで既に執り行われたことも知らせた。伊藤さんについて「夫の人生は、皆様からの温かい応援と、素晴らしい仲間に恵まれた本当に幸せなものでした」と記し、「これまで皆様からいただいたたくさんの愛に、心から感謝申し上げます」と伝えた。投稿には在りし日の伊藤さんが満面の笑みを浮かべる写真も添えた。
伊藤さんは亡くなる直前に、妻の朝岡が主演の映画「StageⅣ」を撮り終えている。朝岡は撮影について、今年6月に「体調が悪い中、今年4月末から撮り始め、数日前に無事に撮り終える事が出来ました」「夫にとって、今の体力で、”1年前の自分”を演じるのは本当に大変だったと思います」と伝えていた。6月26日には一夜限りの特別試写会を開催。伊藤さんも車椅子に乗り、鼻に管を入れた状態でイベントに参加していた。
伊藤さんはこの映画について5月27日に自身のXで「最後に大好きな映画作りに没頭出来て、幸せだった。映画『StageⅣ』は、俺と朝岡実嶺の全てが詰まっている。絶対観て下さい!」とコメントしている。6月6日には「『ゴンドラ』から、丁度40年。新作の新作映画『StageⅣ』を撮る事が出来た。体調が悪い中で撮り切れたのは、情熱のあるスタッフがいたからだ!」と感謝の思いを伝えていた。