元タレントの上岡龍太郎さんが、5月19日に肺がんと間質性肺炎のため、大阪府内の病院で死去していたことが2日、分かった。81歳だった。「探偵!ナイトスクープ」初代局長の上岡さんの下で探偵として活躍したお笑いタレントの間寛平、落語家の桂小枝が故人を追悼した。
間寛平は「上岡さんにはすごくかわいがっていただいたので、訃報を聞いてショックでした。『探偵!ナイトスクープ』でも大変お世話になりました」と感謝。
38年前に初めてフルマラソンを走ったホノルルマラソンの思い出として「タイムが3時間13分57秒やったんですけど、上岡さんからお祝いをいただき、封筒を覗いたら3万1千357円入ってました」とシャレの効いたご祝儀エピソードを明かした。そして「アースマラソンではゴール地点のNGKにそっと出迎えに来てくれていました」と振り返り、「本当に残念です」と続けた。
桂小枝も「信じられません、上岡さんはパーフェクトな人で死なないと思ってました」と驚きを隠せない様子。「怒りの上岡と言われましたがボクは怒られた事がありません。何でも自由にやらせて頂きました、今の桂小枝があるのは上岡さんのお陰です」と感謝を述べた。
また、「上岡さんが引退される前に弱ってからでは遅いので」と形見分けをお願いすると、手紙入りの楽屋暖簾を渡されたという。「上岡さん、本当に有り難うございました。これからも見守って下さい」としのんだ。