上岡龍太郎さん死去、81歳 5月に肺がんと間質性肺炎のため 「探偵!ナイトスクープ」初代局長

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
上岡龍太郎さん(2003年撮影)
上岡龍太郎さん(2003年撮影)

 元タレントの上岡龍太郎さんが、5月19日に大阪市内の病院で肺がんと間質性肺炎のため、亡くなっていたと分かった。81歳。2日、米朝事務所が発表した。

 本人の強い意向により、ごく限られた身内で密葬を済ませており、お別れの会の類も固辞したいとしている。

 上岡さんは1942年3月20日生まれ。京都市出身。1960年に横山パンチの芸名で故・横山ノックさんらと「漫画トリオ」を結成し人気を博した。1968年にノックさんの参院選出馬でトリオを解散すると、ピン芸人としてユーモアを交えた辛口トークでテレビやラジオで活躍。初代局長を務めた「探偵!ナイトスクープ」、笑福亭鶴瓶との軽妙なやりとりの「上岡鶴瓶パペポTV」などで人気だった。2000年3月に以前から予告していた通り、芸能界を引退した。

 息子で映画監督の上岡聖太郎氏は「昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟をしておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私も気持ちが追いついていない状態です」とコメント。

 「とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。弱みを見せず格好をつけて口先三寸…。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします」と父への思いを明かした。

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