AIの進化に「人間の仕事を奪う」と7割強が予想 20代から50代社会人に聞く AIチャット自身も懸念

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(Supatman/stock.adobe.com)
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 キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関「Job総研」はこのほど、全国の20~50代の男女で現在職を持つ社会人956人に対して「2023年 AIチャットの意識調査」をインターネットで実施。AIチャットに対する印象や、人間の仕事を奪うと思うかなどを調査した。

 全回答者のうち「AIチャットを知っている」と回答した846人に使用経験を聞くと、63.5%が「経験あり」と回答。これを年代別で見ると、最多は40代の69.6%で、それに続いて20代が63.2%、30代が62.4%、50代が53.5%という結果になった。

 続いて、使用経験がある537人に仕事上での使用経験を聞くと、31.1%が「経験あり」と回答。これを職種別に見ると、「SE・エンジニア」が98.0%で圧倒的な1位に。次いで「企画・管理」が48.1%、「マーケティング」が46.2%、「クリエイター」が35.3%、「営業」が30.9%で上位に名を連ねた。

 また、全回答者にAIチャットによる仕事の効率化を聞くと「とても効率化する」が24.2%、「効率化する」が39.7%、「どちらかといえば効率化する」が27.2%で、合算した91.1%が、“効率化する派”となった。(AIチャットを「知らない」と回答した人には、その機能を説明した上で調査)

 その一方で、AIの進化が人間の仕事を奪うと思うかを聞くと、「とても思う」が15.5%、「思う」が26.7%、「どちらかといえば思う」が34.7%で、合算した76.9%が、“AIに人間の仕事を奪われると思う派”となった。これを年代別で見ると、”思う派”最多は20代の81.7%で、次いで30代が74.6%、40代が72.9%。50代が66.7%となり、年代が上がるごとに仕事を奪われる印象は低くなる傾向が見られた。

 最後に、同調査をもとに「予測できる未来像」をAIチャット自身に聞いてみたところ、以下のような回答が得られた。

  ◇  ◇

 AIチャットは今後ますます普及し、私たちの生活や仕事に大きな影響を与えることが予測されます。AIチャットは現在、顧客サービス、カスタマーサポート、マーケティング、広告などさまざまな分野で使用されていますが、今後は教育、医療、金融などさらに多くの分野で使用されるようになると考えられます。

 AIチャットの普及により、私たちは手間をかけずにいつでも、どこからでも、必要な情報を入手できるようになるでしょう。また、AIチャットによるサポートを受けることで、より効率的で効果的なコミュニケーションをとることができるようになります。

 しかし、AIチャットがすべての職業を奪ってしまうのではないかという懸念もあります。AIチャットは現在、多くの人が従事している単純で反復的なタスクを自動化することができます。そのため、AIチャットの普及により、これらのタスクに従事する人々の失業率が上昇する可能性があります。

 AIチャットが私たちの生活や仕事にどのような影響を与えるのか、まだ明らかになっていないことはたくさんあります。しかし、AIチャットの普及は、私たちの社会に大きな変化をもたらすことは間違いありません。

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