政治家女子48党(旧NHK党)の斉藤健一郎(42)、浜田聡(46)両参院議員が19日、党の定例会見に出席した。立花孝志氏(55)は体調不良で欠席した。
2019年に死去したジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川氏による性加害を告発した元ジャニーズJr.の歌手カウアン・オカモト氏(26)が、立憲民主党が国会内で開いた「性被害・児童虐待」に関するヒアリングに出席したことについて、斉藤氏は「この問題が表に出るのであれば、どの党が取り扱ってもいいと思います」と評価した。
カウアン氏は2022年11月、政女党前参院議員のガーシー容疑者(51)とコラボ。ガーシー容疑者のオンラインサロン「GASYLE(ガシる)」上での性加害告発を突破口に、英BBCのドキュメンタリー出演や日本外国特派員協会での会見につなげた。
政女党が性加害告発に先べんをつけたが、立花氏は16日の立民ヒアリングにカウアン氏が出席することに当初、難色を示していた。斉藤氏は「あくまできっかけは我々がつくったかもしれないですけど、手柄なんてものは何でもよくて、立花孝志は恩着せがましいことを言うタイプではない。日本が対応できるという形をつくれるのであれば、どの党が取り扱ってもいい」と強調した。
斉藤氏は「当事者が不幸にならないように、政治利用されないように、我々が公正公平に見張っていかなければならない」と、カウアン氏の告発に寄り添っていくとした。浜田氏も「テレビで報道されるようになったことについては、前進と考えていい。様子を見たい」と語った。