政女党代表権争い 大津綾香氏側から最終の反論書面 裁判所が判断へ 斉藤健一郎参院議員「決着が明確につく」

杉田 康人 杉田 康人
政治家女子48党の定例会見に出席した斉藤健一郎参院議員=国会内
政治家女子48党の定例会見に出席した斉藤健一郎参院議員=国会内

 政治家女子48党(旧NHK党)の斉藤健一郎(42)、浜田聡(45)両参院議員が19日、国会内で定例会見に出席した。10日に行われた党員参加による総会で、代表権を持つ党首に選出された斉藤氏は、大津綾香氏(30)と代表権を争う状況について説明した。立花孝志氏(55)は、体調不良のためこの日の定例会見を欠席した。

 自身が代表権を持つ党首だとして、千葉地裁に地位確認の仮処分を申し立てた大津氏側から最終の反論書面が千葉地裁に提出されたとした斉藤氏は「これをもって、両方の意見が全てそろったという形になりますので、裁判所の方からはだいたい1週間くらいで決が出るだろうということで、遅くとも今月中にはもうきれいに決着が、明確につくのではないかと思う。来週内には決着がつくんじゃないか」として、22日以降の週内に裁判所の判断が下される見通しを示した。

 4月27日に千葉地裁で最初の審尋が行われた。5月2日にも裁判所の決定が下りるとされていたが、大津氏側は同日、同地裁に反論書面を提出。立花氏側も12日までに再度、反論書面を提出していた。斉藤氏は「15、16日ぐらいでひとつ結論が出るかなと思ってたんですけれども、そちらの方から反論反論反論という形で3回ほど続いたので、ちょっとここまで引っ張る形になった」と語った。

 大津氏側につく黒川敦彦氏(44)は18日、立花氏と斉藤氏が誹謗(ひぼう)中傷をしているとして両氏を刑事と民事両面で訴える予定と明かしたが、斉藤氏は「黒川さんの方から私宛にラブメッセージをいただいていたんですけれども、黒川さんの言っていることがちょっとよくわからない」とけん制した。

 前参院議員だったガーシー容疑者(51)の除名で、2022年の参院選で比例名簿3位だった黒川氏は、立花氏らから月130万円の活動費をもらう条件で、同4位の斉藤氏に議席を譲ったが、反故にされ誹謗中傷されたと主張している。斉藤氏は「(黒川氏は)資金集めですごく困っていらっしゃるような…ネタのひとつに使われているのかなとしか私の方は思っていません。訴状等来るのであれば、それはそれで楽しみにしている」と、余裕の表情を見せていた。

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