「今年だと!?」令和に“昭和扇風機”を発売 大きなボタン&アナログ操作→「なじみやすい」とSNS好評

藤丸 紘生 藤丸 紘生
小泉成器株式会社が販売を開始した「ミニ扇風機」(提供・小泉成器株式会社)
小泉成器株式会社が販売を開始した「ミニ扇風機」(提供・小泉成器株式会社)

 昭和にタイムスリップしたかのような、レトロなデザインの扇風機。驚くべきは、発売年が2023年だということ。令和の時代に新発売された“昭和扇風機”がSNS上で話題を呼んでいる。

 小泉成器株式会社が販売を開始した「ミニ扇風機(KLF-2035/A)」は、どう見ても昭和の扇風機だ。これが今年発売されたとあって、SNSでは「今年…だ…と…!?」「退化しとるw」「おじいちゃんに『最新機だよ』って言ったら『嘘つけ』って言われそう」などツッコミ多数。その一方で「かわいすぎる」「なにこれ欲しいw」「おじさん世代には懐かしい雰囲気を持ってる!これでいいんじゃないか?」など好意的な声も数多くあがった。

 同社の担当者によると、近年高まる小型扇風機の需要と、若者を中心とした「昭和レトロ」の流行を掛け合わせてデザイン。前身の会社が30年以上前に発売していた扇風機をリバイバルした。寸法は幅が約252mm、奥行きが212mm、高さが412mmで、重量は約1.7kgと需要にマッチしたコンパクトさが売りだ。

 また、見た目はレトロでも、機能は今どき。自動首振りが左右に約70度、手動首振りが上に約30度、下に約10度の範囲で調節できる。また、風量は「弱・中・強」の3段階調節が可能。その調節ボタンは大きく、カチッと音が鳴る仕様で、あえて押し応えたっぷりに。また、切タイマー(最大約180分)もアナログなつまみ付き。本体だけにとどまらず、個装箱も昔のものをもとに作成するなど、細部までレトロにデザインされている。

 SNSでは「操作法がなじみやすい」「扱いやすいデザイン」「こういうスイッチの方がいい。今どきのスイッチ、ぺったんこのヤツはすぐにいうこと聞かなくなる」と好評。同担当者は「若い世代には流行りの『昭和レトロ』、昭和世代には昔懐かしさを感じられる製品」とし、「実用性はもちろん、インテリアとしても楽しめる」とアピールした。

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