韓国俳優のナム・ジュヒョクに関する過去の校内暴力疑惑が、最近再び浮上し世間をにぎわせている。
ナム・ジュヒョクは、ドラマ「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」をきっかけにその名が知られ、Netflix「スタートアップ:夢の扉」や「二十五、二十一」で等身大の役を演じ高視聴率をマークするなど、演技派俳優として日本でも人気を集めている。
26日、韓国のゴシップ系ユーチューバーイ・ジンホが、自身のチャンネルで「ナム・ジュヒョクから、校内暴力の被害を受けた」と主張するA氏から提供されたという、当時のスパーリング映像を公開された。
映像は暗いが、男子生徒2人が複数の生徒に囲まれ、けんかをしているような様子が確認できる。A氏はこの時、ナム・ジュヒョクを含む男子生徒から「強要された」と主張している。
そしてイ・ジンホは「自らやったのではなく、強引にやらされたそうだ。まるで動物園のサルのように」と、被害者の胸中を代弁した。
これを受け28日に、ナム・ジュヒョクの所属事務所であるマネジメントSoopが、該当映像についてはっきり「事実無根」と否定した。
「26日にYouTubeで公開された、いわゆる“スパーリング”映像について、ナム・ジュヒョクは一切関係がないことをはっきりお伝えする」と発表。「また、誰かにスパーリングを強要したという事実もない」と言い「映像を確認したが、彼はそこに一切登場していない。まるでナム・ジュヒョクが、そのスパーリングに加担したかのように言及しているYouTubeには、強い遺憾の意を表する。現在、過去の校内暴力については捜査が進行中だ。“やっていない”という事実を証明することは、とても困難なこと。どうか明確な捜査結果が出るまで、報道を控えるようお願いしたい」と伝えている。
ナム・ジュヒョクの校内暴力疑惑は、2022年6月に浮上。当時も事務所は迅速に対応し「本人に確認を取り、事実無根であることを確認した」と発表している。さらに、彼の人柄について当時の関係者が複数人取材に応じ「彼がいじめをしていたということを、聞いたことがない」と擁護するなどしていた。
ナム・ジュヒョクは3月に入隊し、現在は服務中だ。
韓国ではこれまでにも、根も葉もないうわさがネット上を駆け巡り、その噂はいつしか“事実”のように世間に浸透していった。真っ向から対立しているこの問題は、果たして彼の不在中に終着することはできるだろうか。