ドラマ「梨泰院クラス」で、日本でもその名が広まったキム・ダミの主演映画『THE WITCH/魔女』の続編となる『THE WITCH/魔女 -増殖-』ジャパンプレミアイベントが、4月25日に新宿ピカデリーで行われた。
1408人ものオーディション参加者から、主演に抜てきされたシン・シアは、本作が女優デビューという新星。そんな彼女が、5月26日の日本公開を控えて来日した。自身初となるプロモーションイベントに、新人らしい緊張した面持ちを見せながらも、ファンの前で笑顔を見せた。
MCに呼ばれ登場したシン・シアは、「皆さんこんばんは、少女役のシン・シアです。今日はお越しくださり、ありがとうございます。私は本当にドキドキしています! よろしくお願いします」と、日本語であいさつ。この日のために一生懸命覚えたそうだ。
同作の主演に決まった時のことを聞かれると「本当に幸せでした!」と日本語で伝え「心から願っていたチャンスを手にできて本当にうれしかったです。その時、たこ焼きを食べていたんですけど(笑)、驚いて全部落として泣きじゃくりました」
そんな彼女は日本が大好きだと明かし、来日してからおすし、ラーメン、懐石料理、アップルパイを食べたと笑顔で打ち明け、会場を和ませた。
『THE WITCH/魔女 -増殖-』は雪の中をはだしで歩いたり、激しいバトルアクションなど、演者が苦労したであろうシーンが多い。しかしシン・シアは「つらいより、楽しく撮影したという思い出の方が多いです。実は、雪が予想以上に降ったのでとても寒かったのですが、おかげでより美しいシーンが撮影できたので、雪にも感謝しています」と謙虚に語る。
キム・ダミとの共演については「私は『THE WITCH/魔女』のファンで、観客としてこの作品を見ていたんです。だからキム・ダミさんと実際にお会いでいてうれしかったし、一緒に演技までできて、とても光栄でした」と回想した。
その後、スペシャルゲストとして山本千尋が花束を持って登場、シン・シアが笑顔で受け取った。
一足先に映画を見たという山本は「ここにいるシン・シアさん、こんなにかわいらしいのに、作品の中の彼女は別人のようで、その瞳に吸い込まれるような、繊細な表情が素晴らしかったです」と興奮気味に話す。そしてシン・シアは山本に「映画を楽しくみてくださり、ありがとうございます」とお礼を述べた。
またアクションシーンが得意な山本千尋が、舞台上で中国武術アクションを披露。シン・シアは目を大きくしながら、日本語で「すごいです!」と感動していた。
最後に、観客へのメッセージとして山本は「シン・シアさんの魅力がぎゅっと詰まっているし、バイプレーヤーもかっこよく、いつかシン・シアさんと共演したいなと強い思いを抱くような、影響のある作品なので、ぜひ皆さんも楽しんでください」。一方主演のシン・シアは「日本に来て、皆さんに会えてうれしいです。頑張って準備した作品なので、楽しんでもらえたら何よりです。(日本語で)とっても愛してるよー!」と伝えた。
『THE WITCH/魔女 -増殖-』は、5月26日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開される。また、世界124カ国での公開も決定した。
『THE WITCH/魔女 -増殖-』
韓国・済州島の秘密研究所アークが何者かに襲撃され、むごたらしい殺りくの中でひとりの少女が生き残る。その少女は、遺伝子操作によって超人的なアサシンを養成する〈魔女プロジェクト〉の実験体だった。初めて研究所の外に足を踏み出した少女は、心優しい牧場主の女性ギョンヒとその弟デギルのもとに身を寄せ、少しずつ人間らしい感情に目覚めていく。
しかし、並外れたスーパーパワーを秘めた少女を危険視した〈魔女プロジェクト〉の創始者、ペク総括は、彼女を抹殺するためスゴ腕の女性工作員チョ・ヒョンを送り込む。時を同じくして、アークを壊滅させた超能力者集団“土偶”と、地元の犯罪組織も牧場に押し寄せ、ミステリアスな少女との壮絶なバトルの火ぶたが切られるのだった……。
脚本/監督:パク・フンジョン『新しき世界』
出演:シン・シア、パク・ウンビン『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』、イ・ジョンソク『ビッグマウス』、キム・ダミ『梨泰院クラス』
2022年/韓国/138分/5.1ch/シネスコ/字幕翻訳:福留友子/提供:ツイン、Hulu/配給:ツイン
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