ノートが水で濡れてしまった際のお助けライフハックがSNS上で注目を浴びている。
「今日の雨でノートを濡らしてしまったら……冷凍してください!
①表面の水分をタオルでとる(中をめくっちゃダメ)
②ジップロックに入れて口を開けたまま24時間冷凍 ③取り出して軽く振って霜を落とし、ペーパータオルにはさみ雑誌でプレス(1~2日)ドライヤー使うと波打ちます。」
と件のライフハックを紹介したのはノートなどの紙製品を製造する大栗紙工株式会社の公式Twitter(@OGUNO_notebook)。
雨に降られたり、コップの水をこぼしてしまったり、はたまたお風呂で読んでいて浴槽に落としてしまったり…しかしそんな時も、この通り処置すれば、水に浸かったレベルの濡れ方でも2日あればノートを通常に近い状態に戻すことができるそうだ。
SNSユーザー達からは今回の投稿に対し
「とても有益情報ありがとうございます!これで雨の時期や、水筒を持ち歩く時期の心配が少し軽減されました」
「だいぶ昔、本やノートが濡れたら凍らせると良いと何かで読んだ事がありましたが、具体的に説明してあって、before & afterの動画もあってとてもわかりやすくて助かります!」
「有益すぎる🤤💕」
など数々の感謝の声が寄せられている。
大栗紙工のTwitter担当者にお話を聞いた。
近藤理菜(以下「近藤」):この投稿をされた経緯をお聞かせください。
担当者:昨年12月頃にも投稿した内容を、再編集して投稿しています。新入学、進級などのシーズンであり、近畿で金曜日にまとまった雨が降っていたため「今日濡れたノートなら土日で助けられる」とTwitter担当者が投稿したという経緯です。
近藤:ライフハックのアイデアはどこからきたのでしょうか?
担当者:弊社が発見したものではなく、図書館や被災資料復旧、また考古学などでも使われている紙の復旧手法です。それを実際にテストした内容、画像を投稿しています。目新しいライフハックだと思っていなかったので、反響の大きさに驚いています。
近藤:これまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。
担当者:大勢の方が「過去の自分に教えたい」とおっしゃっていて、たくさんの方が同じ困りごとを経験しているのだなと感じました。「ノートの会社なら、レスキューするより新しいものを買ってもらった方がいいのでは」とのリプライを何件かいただき、言われて初めて「あ、そうか」と(笑)。ノートを作っている会社としては、お手元のノートを大事にしていただけると嬉しいですし、書いてあることが皆さんそれぞれの宝物なので、復旧できるものは助けて使い続けてほしいなと思います。ノート屋の知恵が役に立って嬉しい反面、役に立つ機会がないことを祈ります。
◇ ◇
なお、水に濡れたノートの波打ちがひどい箇所はキッチン用の高濃度アルコールスプレーで湿らせると解決。コーヒーなどで汚れた場合は、洗面器に薄めた塩素系漂白剤を張って、汚れた箇所を部分洗いし、真水でもう一度洗い流して冷凍庫に入れ、冒頭で紹介した方法の通り処置すれば綺麗に戻るということだ。お困りの際はぜひ実践していただきたい。
なお大栗紙工では「まほらノート」という、発達障害の方の声から生まれた「目にやさしいノート」を作っている。光の反射を抑えて目にやさしい、識別しやすい罫線、シンプルなデザインなどこだわりポイントが沢山詰まったノートシリーズ。
このノート達が学習や仕事の場面で多くの困りごとを助けてくれるかもしれない。ご興味ある方は是非こちらもチェックしていただきたい。
大栗紙工株式会社の関連情報
大栗紙工株式会社の公式Twitter:https://twitter.com/OGUNO_notebook
「まほらノート」公式ブランドベージ:https://www.oguno.jp/mahora/
「まほらノート」ウィキペディア:(リンク)