Xに投稿された、カラフル過ぎる年賀状が話題になっている。
カラフルなボールペンでキャラクターやデコられた文字が詰め込まれ、ハガキ本来の白色はほとんど見えないほど手の込んだ年賀状には、
「去年わサイコ→にたのちかったNe」など平成に流行した独特の日本語表現も綴られている。
青春を思い出すような懐かしい画像は5万いいねを獲得。投稿主であり、フォロワー25万人を集めるTikTokerの、平成女子めぐさんに話を聞いた。
――色合いやデコり方など、平成さを出すコツは?
めぐ:とにかく空白を作らないこと。色は多ければ多いほど、派手であればあるほど可愛いとされていたので、少しでも空白があると塗りつぶし、ハートや星、ドクロなどで埋めるのが平成女子流だと思います。雑誌「ニコラ」や「ハナチュー」にモデルの子たちのデコテクニックがよく特集されていたので参考にしていました。平成独特の、カラフルでポップでキラキラで、観てるだけで元気になれるデザインが大好きです!
――字の崩し方や、平成独特の表現がありましたね。
めぐ:バイバイは「バイ②」 、ラブラブは「ラブ②」など続く言葉は「②」で省略。伸ばし棒は矢印「やっほ→」、「は」は「わ」、「じ」は「ぢ」。
例えば「うちらわマヂで一生仲仔ぢゃん」みたいな。字の崩し方は、字の上側を大きく下は小さめに、半濁音のマルはめちゃくちゃ大きくを意識しています。
――年賀状以外にどんなことを書いていましたか?
めぐ:当時一番気合を入れて作っていたのはプリ帳です。プリクラをただ貼るだけでなく、日付やプリの機種、その日あった出来事を日記のように書いたり、雑誌の切り抜きをコラージュしていました。プリ帳をより可愛くデコるためにディズニーキャラクターやスポンジボブ、セサミストリート、おでんくんなどのイラストを、勉強そっちのけでたくさん練習しました。
――これからの活動、夢や野望について教えてください。
めぐ:これからも変わらず懐かしのおもちゃやゲームをTikTokやYoutubeで発信をしていきたいです。「親子で楽しく動画を観ています!」とコメントをいただくのがとっても嬉しいです。今の子供たちが大人になった時に「平成女子♡めぐの動画が好きだったなあ」と思い出してもらえるのが夢です。
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SNSでは「こんな年賀状届いたら嬉しい!」「×2とかNeとか全部同じ書き方してた」「全国共通だったのか」「久々に書きたくなった」などの反響が集まった。現在は印刷が主流だが、1枚の年賀状に時間と手をかけていた平成女子たちの元気さと、溢れる創作意欲を思い出した。
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