政治家女子48党(旧NHK党)の立花孝志氏(55)が14日、国会内で行われた党の定例会見に出席。斉藤健一郎参院議員(42)と大津綾香氏(30)が党の代表権を争う状況について「裁判で争うことになりました。大津さんから裁判所への仮処分を申し立てが出ている。今後、代表者については裁判所の方で争うことになる。おそらく来週くらいにはどちらが代表者の決定が出るんじゃないかな」と説明。党の代表権をめぐり、大津氏側が千葉地裁に仮処分を申し立てたことを明らかにした。
大津氏を背任で刑事告訴する考えも示した立花氏は、12日の党総会で斉藤氏を代表にし、大津氏の解任を議決したとして、総務省に改めて説明。「総務省は、裁判所の仮処分の判断を待つまではどちらかって判断をしないのではないか。どちらに代表権があるかって明確に裁判で争う状況になりましたので、これでどちら側からも(党の口座から)資金の引き落としができないということになる。ある意味良かったと思っています。今の心境としては、ここまで来たら裁判所の決定を待つのが一番だと思っています」と話した。
立花氏はこれまで、大津氏と和解交渉を進めてきたが「交渉は決裂しました。大津氏はかばうことで、党のイメージは落ちる。和解するメリットするはないでしょう。別の政治団体の人を応援したりなど、反党行為を行っている。彼女が(党に)復活することはございません」と、完全決裂したことを明らかにした。
党の銀行口座が凍結されているため、この日は給与支給日だったが党職員に給与は支払われず、立花氏が肩代わりしたという。「まさにきょう給料日だったんですけど、それでも一切連絡がない。反省もない。我々に一切不正はない。徹底的にやります」と強く非難した。斉藤健一郎参院議員(42)は「緊急事態といえばといえば緊急事態だが、スタッフを含めてトラブルが起きているかといえば起きていない。国会業務も滞りない。信頼関係はできている」と、立花氏の下での結束を強調した。