ロン・ハワード監督(69)は 映画製作の資金集めのためにポルノ映画の監督をする事について考えたことがあったと明かした。アカデミー賞受賞歴のあるハワード監督は、『イン・デプス・ウィズ・グラハム・ベンシンガー』に出演した際、ジャーナリストのグラハム・ベンシンガー(36)からポルノ映画を撮ろうとしていたという長年の噂はどこまで本当なのか聞かれ、そのことが一瞬頭をよぎったことを認めたもののそれはたったの「2秒半から3秒」だったと答えた。
ロンはこう語っている。
「まあ、そのことが頭をよぎったのは事実。でも、それを真剣に考えたのはおそらく2秒半から3秒の間だったよ」
「ちょうど『ビハインド・ザ・グリーンドア』や『ディープ・スロート』が数百万ドルを稼ぎ出し、インディペンデント映画のムーブメントの最初の波が来ていた時期だった。誰も私を監督として真剣に受け止めてはくれてなかったのが目に見えていたんだ」
「そして、ある日、もしかしたらこの映画で儲けることができるかもしれないと思った。一度だけ、一発勝負、『オピ・ゲッツ・レイド』でね」
「作れば、自分のものになる。映画監督として独立するためのお金が欲しかった」
俳優の弟クリント・ハワード(63)は、誰もおそらくそのアイデアが実現するのを見たくはなかっただろうとして、「ああ、『オピ・ゲッツ・レイド』を受けていたら、おそらく100万ドル(約1億3000万円)稼いで、映画を1本作っていただろう。でもやらずにあれから遠ざかってくれてよかったよ」と語った。
また同番組にはロンの娘で女優のブライス・ダラス・ハワード(42)も出演し、このテーマについて語った。
「人生で何度も考えるのは、父が恥ずかしくないプロフィールを公開していること、それは重大なことよ。もし父が 『オピ・ゲッツ・レイド』をやっていたら、私はこの業界にはいなかったと思うわ」