映画のカーアクションではなく、これは現実―。猛スピードの車が、中央分離帯に乗り上げたはずみで宙を舞い、付近の体育館の壁を突き破る瞬間が防犯カメラにとらえられていた。
ベルギーで3月30日に起こったできごと。車は約20メートルの距離を舞い上がるように飛び、約5メートルの高さで体育館の壁に大きな穴をあけた。当時体育館の中では、12歳以下の女子バスケットボールチームが練習を行っていたという。
バスケチームのコーチによると「車の直撃を受けたベンチに、普段は選手と私が座っている。事故当時、選手たちはウォーミングアップを始めるところだった。数人がゴールにボールを入れた直後に、そのゴールのところに車が落下した」
まさに危機一髪。幸いにも子供たちに被害は全くなかった。地元警察によると、事故で負傷したのは運転手だけで、病院に搬送されたという。