離れていてもキスできる「ロボット唇」が誕生 本物の体温と圧力を再現 中国の若者は賛否両論

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 遠距離恋愛中でも恋人とキスしたい!?中国で、モーションセンサーを利用して本物のキスの動きや熱、圧力を再現することができるという、シリコン製の「ロボット唇」が開発された。この“発明”は、中国の学生グループが考案したもので「ロング・ロスト・タッチ(ずっと忘れていた感触)」と名付けられ、話題となっている。

 デバイスを考案したザオ・ジアンボさんは、「WeChatや携帯電話で電話したり、メッセージを送ることができるが、感覚的なレベルでの返信ややり取りはできないかもしれない。テクノロジーはすでに進化しており、人々はすでにオンラインでコミュニケーションや通話することができる。私たちのデバイスが、オンラインで『触れる』ことの意味を満たし、より良いものにしてくれることを願っている」と説明する。

 ユーザーはアプリをダウンロードし、2台のロボ唇をペアリングする必要がある。そしてスマホの充電ポートにロボ唇を差し込んで使う。メーカーはすでに3000台以上のロボ唇を販売。今年1月の発売開始以来、約2万件の受注があったという。

 製品を購入した男性ユーザーは「彼女も北京在住だが、出張が多くて会えないことが多い。会えない時に寂しさを紛らわせることができると思う。例えばケンカした時も、関係修復のための道具として使える」と話す。

 一方で、北京在住のある女性は「何の役にも立たないし、こんなものを買うなんて変態だよ。遠距離恋愛の問題を解決することはできない。毎日ビデオ通話で話すほうが、よっぽど役に立つよ」と冷ややかに話していた。

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