宇宙が、人類を病気から救うかもしれないという。がんなどの病気の治療法が、軌道上の実験で発見される可能性を科学者らが示唆している。
病気の研究に必要なたんぱく質の培養が、重力の欠如で容易になり、新たな治療法の開発が期待できるそうで、世界中の医療会社が競って宇宙での研究を進めている。
医療企業大手のスペースファーマのヨッシ・ヤミンCEOはこう話す。「これはもはやサイエンスフィクションではありません。昨年私たちは7つの軌道上実験を成功させました。その数も増加しています」「来月には、スキンケアの未来から長寿の薬、脳の病気の研究まで5つの実験を宇宙でやります」
現在、生物学者らはイスラエル工科大学が開発したテクノロジーを使い実験を小型化し、国際宇宙ステーションに送っている状況だ。