宇宙ステーションで手術ロボットの実験スタートへ 宇宙飛行士の虫垂破裂を治療する日が来ると予想

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画像はイメージです(Iokanan Pro/stock.adobe.com)
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 国際宇宙ステーション(ISS)で、手術ロボットを使用した実験が始まる。ネブラスカの科学者らがNASAの支援を受けて開発したロボット「MIRA」が、2024年に宇宙へ飛び立つ予定で、人工組織の切断の能否を見るという。

 科学者らは将来、ロボットが宇宙飛行士の虫垂破裂を治療する日が来ると予想。人類が宇宙探索を拡大していく中で、非常に有益なものとなるだろうとしている。

 ネブラスカ大学リンカーン校工学部のシェイン・ファリター教授はこう話す。「NASAがこの研究を長期に渡りサポートしてくれています。その努力の集大成として我々のロボットが国際宇宙ステーションに行くことができるチャンスが到来しました」

 「MIRA」は、下部に人間の手の代わりとなる2つの可動区域を持ち、物を掴んだり切る機能を搭載している。ファリター教授はこう続けた。「人間が宇宙へと、さらに遠く深く侵入していくなかで、手術が必要となる日がいつかやってきます。その目標に向けて私たちは努力する所存です」

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