参政党が政治家女子48党を東京地検に刑事告訴 神谷参院議員「演説妨害など組織的」 立花氏「虚偽告訴」

杉田 康人 杉田 康人
参政党の定例会見に臨む神谷宗幣参院議員(左)、松田学代表=国会内
参政党の定例会見に臨む神谷宗幣参院議員(左)、松田学代表=国会内

 参政党の松田学代表(65)、事務局長兼副代表の神谷宗幣参院議員(45)、ボードメンバー(幹部役員)の赤尾由美氏(57)が22日、国会内で党の定例会見に出席。神谷氏は「参政党が旧NHK党、現在の政治家女子48党の関係者から度重なる演説妨害などの行為を受けたことに関し、旧NHK党の関係者が組織的に関与したとみて被害を申告するとし、本日付で東京地検に対し、告訴状を提出した」と明かした。

 神谷氏は、名誉毀損(きそん)や集会の自由を妨害される行為が複数回あったとして「いろんなことをされている。選挙準備にかまけていたが、泣き寝入りすることはよしとしない。申告していかないといけない」と話した。「参政党といたしましては、妨害行為や嫌がらせなどに対しては、今後もしっかりとした法的な措置を講じていきたい」と強調した。

 参政党は2022年の参院選から、旧NHK党による妨害行為があったと主張。政治家女子48党(旧NHK党)の前党首で事務局長の立花孝志氏(55)は、1月31日に神谷氏が演説で「(NHK党の)グループの中に極左暴力集団、反社(反社会的組織)と繋がりのある人たちが幹部にいる」などと発言したことが信用毀損にあたるとし、すでに参政党と神谷氏に対し、1億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁で起こしている。

 立花氏は「刑事罰にあたるようなことはしていないし、会見でどういう内容か、何罪にあたるのかとも言っていない。受理もされていないのに、党のイメージを低下させ印象を低下させる虚偽告訴。すでに参政党を相手に1億円の損害賠償をしているので、信用毀損として訴額(裁判所に判断を求める額)を追加して裁判をやります」とした。

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