アプリ開発を行うbondaviは、習慣化アプリ「継続する習慣」のデータ(サンプル数:99141)をもとに「都道府県別・三日坊主ランキング」を発表。都会や温かい都道府県の方が三日坊主になる人が多い傾向にあることが分かった。
「毎日筋トレをする」「読書する」などの目標を自由に設定できる同アプリ。2022年1月1日~3月31日、23年1月1日~同31日の期間中、ユーザーの30日継続成功率」(「30日達成者数」÷「1日目達成者数」)を都道府県ごとに比較。日本一三日坊主の多い地域は宮崎県、日本一継続力が高い地域は長野県だった。
同社は人口密度トップ5の都会(東京、大阪、神奈川、埼玉、愛知)と人口密度ワースト5の田舎(北海道、岩手、秋田、高知、島根)を比較。都会の三日坊主ランキングの平均順位は17.6位、田舎は24.8位で都会の方が三日坊主ランキングが高い傾向が確認された。
また、平均気温トップ5の暖かい地域(沖縄、鹿児島、宮崎、福岡、長崎)とワースト5の寒い地域(北海道、岩手、青森、山形、長野)を比較。暖かい地域の三日坊主ランキングの平均順位は11.2位、寒い地域は30.6位と大差がついた。
以上のデータから同社は「誘惑の多い地域ほど、三日坊主になる」説をあげた。都会の方が街やイベントなどの楽しい誘惑が多く、つい遊んでしまう可能性が高いと分析。また、「温暖な気候が心地よくて、ついドライブやピクニックに出かけてしまう。一方、寒くて遊ぶ場所もない地域では、『外に出るのもしんどいし、暇だから家で筋トレでもしよう』と思う可能性があります」とし、「『哲学は暇な人たちが始めた』と言いますが、人は暇になると自分を高めようとするのかもしれません」とまとめた。