政権批判で英スポーツ評論家が番組降板 人気俳優は放送禁止用語で支持表明

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ルシアン・ラヴィスカウント
ルシアン・ラヴィスカウント

 ドラマ『エミリー、パリへ行く』で知られる英国の俳優ルシアン・ラヴィスカウントが、アカデミー賞のレッドカーペットで放送禁止用語を連発した。ルシアンは、イギリスの情報番組『グッド・モーニング・ブリテン』のインタビューで、元サッカーイングランド代表で名古屋グランパスでも活躍したスポーツ評論家のゲーリー・リネカーについて尋ねられると、中指を立てたり、放送禁止用語を発し、リネカーを支持する自身の考えを明らかにした。

 放送ではモザイクや自主規制音が被せられた同件の発端は、先週リネカーがツイートで、英国政府が使う言葉を「30年代のドイツが使う言葉」と比較し、保守党政権が発表した難民に対する新しい亡命政策を批判。それにより公平性を欠くとしてBBCの司会から退くことになった。これを受け、他のスポーツ評論家や司会者が週末のBBCの番組の出演を断り、リネカーへの支持を表明する流れに繋がっていた。

 また同番組からインタビューを受けた大物ミュージシャンのナイル・ロジャースもリネカーへの強い支持を表明。「もし、人を思いやることで誰かの気分を害するのであれば、僕がどう言うか分かるだろう?テレビ向きではないね」と語った。

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