NHK党のガーシー参院議員(51、本名東谷義和)が5日、滞在先のドバイからトルコへの出国前にSNSで動画配信し「髪の毛も謝罪に行くつもりで黒くした。まっくろくろすけ」と、8日の参院本会議での陳謝に向け、金髪だった髪の毛を黒く染めたことを明かした。
トルコのイスタンブールへ行き、トルコ地震の被災地へ救援物資を車で運ぶとしたガーシー氏は「誹謗(ひぼう)中傷も来ましたよ。『日本に帰って来ないんやろ』『このタイミングで』とか。このタイミングちゃうからね」と、以前からトルコ訪問を考えていたことを強調した。
日本への飛行機便を予約し、本会議での陳謝を受け入れる意思を示しているが「自分の身が大事。帰る意識はありますがギリギリまで考えます」と帰国を迷う。だが、参院議員としての活動に本腰を入れるとの思いも見せ「自分に対して、否がある部分は削っていく。よく思っていない人には、考えを変えさせる動きをしたい」と予告した。
参院選当選後の歳費約1800万円をNHK党に預け、受け取らないことを表明。立憲民主党や日本維新の会が、自身を念頭に置いた国会欠席議員の歳費削減法案を参院に提出したことを意識したのか「お金は受け取りません。国会に行っていないのに、お給料をもらうのはしのびない。これから歳費として入ってくるお金も党や弁護士に管理してもらう」と、国民のために使って欲しいとした。
ガーシー氏は「税金をもらっているから叩かれる。税金泥棒と言われる筋合いはない。いろんな問いかけができる」と息巻く。「歳費は高すぎると思っているから、下げる動きをする。アンチの方々、給料泥棒という方。あとはあなたたちが国会で寝ている人、すぐに帰っていく人に『給料を取っていくのはやめてください』と言って下さい」と、新たな〝公約〟を訴えた。