なぜ?環境活動家グレタさんがノルウェーの風力発電に抗議 トナカイ遊牧民の闘いを支援

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 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(20)らが27日、ノルウェー・エネルギー省の入り口を封鎖し、先住民サーミの利用区域に設置された風力発電装置を巡って抗議した。

 ノルウェー最高裁は2021年、建設された2つの風力発電所が国際条約に基づく先住民の権利を侵害しているとの判断を示したが、なお稼働を続けている。トナカイ遊牧民のサーミは巨大な風力発電機がトナカイを怖がらせ古くからの伝統を破壊していると主張し、撤去を求めている。

 グレタさんは「人権と先住民の権利のための闘いを支援するためにここにいる」と述べた。さらに「ノルウェー政府は人権を侵害しており、まったく容認できない。私たちはこの闘いで連帯する必要がある」と訴えた。

 グレタさんは、15歳だった2018年に地球温暖化の危機を訴え、「気候のための学校ストライキ」を行うなどの行動で世界から注目された。19年には、温室効果ガスが出ないヨットで大西洋横断を行い、ニューヨークでの国連気候行動サミットにも出席。今年も1月にドイツで炭鉱開発反対の6000人デモに参加にも参加するなど、活動を続けている。

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